さて、この度一般財団法人自治体国際化協会(クレア)「自治体国際協力促進事業(モデル事業)」の助成金により、インドネシア共和国パプア州スピオリ県政府幹部職員4名を招へいし、対面による研修を実施する運びとなりました。
インドネシア共和国東部のパプア州にあるスピオリ県は、8つの県の中で最も面積と人口が少なく、スピオリ島の県都、隣接するビアク島の一部、そして100以上の小島から成り立っており、人口は約23,000人の小規模な島嶼地域です。この地域では人口増加による廃棄物問題が深刻化しており、海洋プラスチックごみの漂着による観光資源への影響も問題となっています。
2022年には、スピオリ県から6名が宇部アイカによって受託されたJICA青年研修「インドネシア・都市環境管理コース」の遠隔web研修に参加しましたが、その際、スピオリ県の通信環境の問題から、遠隔web研修の内容が十分に伝わらない状況がありました。現地からは迅速な対応を望む意欲が示され、宇部市での実地研修を強く要望していました。
また、海洋プラスチックごみの問題に対処するため、県職員や地元のボランティアは国際ボランティア団体Trash Heroの支部であるTrash Hero Biakを設立し、毎週、海岸や道路の清掃とごみ収集活動を行い、環境美化に取り組んでいます。
これらの環境問題に対する地元の強い熱意と要望に応えて、地元行政が主導し、住民と協力して廃棄物問題に取り組む「離島における持続可能な環境啓発事業」を企画しました。離島地域での廃棄物対策は、地元の行政と住民が協力して適切に取り扱うことが極めて重要です。この考えに基づき、宇部市に現地の行政官を招き、離島地域で持続可能な環境啓発活動を推進するための中核人材を育成することを、この研修の目的として実施いたします。
つきましては、下記のとおり発表会を開催いたしますので、ご案内いたします。
ご多用中とは存じますが皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
記
1.カントリーレポート発表
日時:令和6年9月24日(火) 10:00~11:30
場所:宇部市役所3階 3-3/3-4会議室
内容:現地の概要、現地での廃棄物の課題、研修への期待及び意見交換。
※申し込み締め切り:9月20日(金)
2.ファイナルレポート発表
日時:令和6年10月1日(火) 14:00~15:30
場所:新川ふれあいセンター2階大会議室
内容:この研修で学んだ知識及び現地においてどのように活用していくか等。
※申し込み締め切り:9月26日(木)
※インドネシア語⇔日本語 逐次通訳で実施いたします。
※参加費:無料。
※対象:どなたでもご参加いただけますが事前にお申し込みが必要です。
※研修参加者名簿・スケジュールは下記の参加申込にございます。
・参加申し込みはこちら➤
または下記QRコードからお申込みできます。
この事業は、一般財団法人自治体国際化協会の助成事業により実施されています。